生命感、躍動感、立体感を与える影と構図の秘訣!
パース付きで環境を描いたら、パース付きの影を落としパースに馴染む人物を生き生きと描きたいものです。
そして、構図によって伝えたい情報をしっかりと伝えましょう。
「パースによる絵作りの秘訣 vol.1」で環境の描き方を学んだら、vol. 2で影とキャラクターの描き方、作品の仕上げを学びます。 対象を観察する効果的な方法、陰影付けの効果を知ると、適切な量の情報を取り出し、印象的な画として表現できるようになります。 アナログ・デジタル、動画・静止画など、媒体を問わず、ビジュアルでストーリーを語るために身につけておきたい知識が詰まっています。 構図のベストセラー「クライマックスまで誘い込む絵作りの秘訣」の著者による、パースを使いこなすテクニック!
本書は「Framed Perspective Vol. 2: Technical Drawing for Shadows, Volume, and Characters」(Design Studio Press刊)の日本語版です。
【著者について】
スペイン生まれ。ビジュアルコンセプト、アナログアニメーションのレイアウト、グラフィックノベルの分野で活躍するアーティストで、長編アニメーションにおいては20年以上の経験を持ちます。 参加した主な映画作品は、「バルト」「プリンス・オブ・エジプト」「サーフズ・アップ」「長ぐつをはいたネコ」「ヒックとドラゴン2」。
映画制作においては、フレームの構図、ライティング、ビジュアルコンティニュイティといった、デザインおよび映画としての表現を専門に、アニメーションのキーシーケンスを数多く手掛けてきました。主にDreamWorks Animation、Sony Pictures Animationで映画制作に携わる傍ら、12 年以上にわたりドローイング、イラストレーション、ビジュアルストーリーテリングのテクニックの指導を行っています。 また、いくつかの国際映画祭で審査員を務めています。
Chapter 1:オブジェクトに落ちる影
Chapter 2:パース付きの人物
Chapter 3:人物に落ちる影
Chapter 4:着衣の人物
Chapter 5:完成版のイラスト:思考過程と描画過程
Chapter 6:構図についてのメモ