観客を一気に引き込む画作りの魔法!!
製作者目線で映画のシーンを読み解く「名監督の技」シリーズ:マーティン・スコセッシ編
映画・映像を作りたい人へのアドバイスとして、「名画を観ること」とよく言われます。
本書で「何に目を向けるべきか」を理解すれば、観点が分かり、映像制作に応用できるようになります。また、鑑賞の楽しみも2倍にも3倍にも膨らみます。
時にショッキング、時にエレガントなスコセッシ監督の映像で、カメラワーク、空間の使い方、編集といった手法を学び、シグネチャとも言える緊張、衝撃、エモーションの見せ方を自分のものにしましょう!
■推薦のことば■
「クリストファー・ケンワーシーは、模倣を推奨しているのではない。本書がもたらすのはインスピレーションだ。巨匠と呼ばれる映画監督たちが繰り出す魔法を明確かつ簡潔に示した本書は、経験を問わず、映画・映像制作者たちの貴重なチュートリアルだ」
−ジョー・レイドン(Joe Leydon)、「Variety」誌、MovingPictureBlog.com
「ケンワーシーの写真使いと分析は見事だ。これ以上を望むなら、監督本人の隣に座り、映画を観ながら各ショットを説明してもらうしかないだろう(ところで、その際に本書を使用するとなおさら素晴らしい)」
−チャド・ジャーヴィッチ(Chad Gervich)、「ブログ犬 スタン」(原題:Dog With a Blog)「Cupcake Wars」「After Lately」「Wipeout」脚本家兼プロデューサー
「スコセッシ自身が、映画制作者のたまごたちに、『達人から学べ』と言っている。この本ならそれが実現できる」
−フランク・P・トマスロ(Frank P. Tomasulo)、Ph.D、ペース大学、映画学客員教授
はじめに
本書の使い方
CHAPTER 1 変わる瞬間:「タクシードライバー」
CHAPTER 2 狂乱:「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
CHAPTER 3 一触即発:「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
CHAPTER 4 動きの対比:「レイジング・ブル」
CHAPTER 5 パワーダイナミクス:「アビエイター」
CHAPTER 6 奥行きのレイヤー:「アビエイター」
CHAPTER 7 前触れなしのアクション:「ディパーテッド」
CHAPTER 8 悪役の登場:「ディパーテッド」
CHAPTER 9 隔てるもの:「ヒューゴの不思議な発明」
CHAPTER 10 つながりを築く:「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」
まとめ
著者について
クリストファー・ケンワーシーは、14年にわたり作家、監督、プロデューサーとして活躍している。 長編映画や、多くの音楽ビデオ、コマーシャルプロジェクトを監督した。 現在は執筆を中心に活動している。英国生まれ、2人の娘と女優のモリー・カー(Molly Kerr)とともに、オーストラリア在住。