「カラー&ライト」「ダイノトピア」のジェームス・ガーニーが豊富な作例で解説する、
実在しない世界を真実に変えるための方法
恐竜、古代ローマ、エイリアン、はるかかなたの世界など想像の中にしか存在しない対象に実在感をもたせるにはどうしたらよいのでしょうか? 空想絵画には長い歴史があり、古典絵画の時代からその技法が培われています。
ルネサンス以降、アメリカのイラストレーション黄金期までの空想絵画の歴史に関する概論に始まり、考古学、建築、生物およびエイリアンの骨格構造、架空のメカにいたるまで、真実味のある絵画を描くための具体的な方法へと続きます。
レンブラント、ブグロー、パリッシュ、パイル、ロックウェル、ライエンデッカーをはじめ、数々の空想絵画の大家の手法を学び、その上で独自の制作方法を模索しているジェームス・ガーニーの考察および本書に紹介されている伝統的手法は、プロの方にも、これから絵を描いてみようという方に役立ちます。また、アートをより楽しんで鑑賞したいという方にも興味深い内容です。
ダイノトピアの挿絵も作例として豊富に掲載されています。
※ 本書は「Imaginative Realism : How to paint what doesn’t exist」の日本語版です。
「鮮やかな別世界で人々を楽しませる、現実味のある絵を描きたいアーティストたちにとって、ガーニーの『空想リアリズム』はまさに宝の眠る山だ。」
エリック・ティエメンズ(Erik Tiemens)
:スター・ウォーズエピソード2、3 コンセプトアーティスト
「分野を問わず、独自の空想世界を創り出そうというクリエーターにとって、『空想リアリズム』は必携かつ完璧なリファレンスだ。」
フランク・コスタンティーノ(Frank M. C ostantino)
:ASAI、SI、FSAI、JARA会員、アメリカ建築イラストレーターズ協会(ASAI)共同創設者
海洋堂 館長 宮脇 修氏ブログより
ガーニーさんの「ダイノトピア」では、想像力の翼を大きく広げさせて頂きました。表紙絵を見ただけで、ガーニーさんの絵だ!とすぐ分かりました。
絵を描くことはありませんが、空想世界を創ろうとするものにとり、ガーニーさんの絵は、イメージを膨らませてくれるのです。かつて「恐竜島」というパークづくりを企画していましただけに、それ以前に「ダイノトピア」見ていれば・・・などと考えたものでした。
http://www.kisotengai.jp/blog.php?ID=1172&cID=4
Chapter 1:伝統
Chapter 2:アトリエ
Chapter 3:準備段階のスケッチ
Chapter 4:歴史と考古学
Chapter 5:人物
Chapter 6:恐竜
Chapter 7:クリーチャーとエイリアン
Chapter 8:建築
Chapter 9:乗り物
Chapter 10:野外スケッチ
Chapter 11:構図
Chapter 12:手順
Chapter 13:さまざまな仕事