第1特集
映画『GANTZ:O』
奥 浩哉氏による漫画『GANTZ』。スタイリッシュな世界観と先の読めない緊迫したスト—リー展開で連載終了後も圧倒的な人気を誇っている。本作は中でも特に人気の高い“大阪編”をフルCGアニメーション化した作品だ。今回は制作にあたったデジタル・フロンティアを取材。監督の川村 泰氏、そしてデジタルアーティストたちに詳しい話を聞いたので、注目の要素を余すところなく解説する。
- INTRODUCTION
自社ツール開発と充実したアートワークが支える作品づくり
- CHARACTER
リアルで魅力的なキャラクターを生み出す
- SETUP
キャラクターからプロップまで多彩なセットアップ
- BACKGROUND
広大な大阪の街を描き出す
- ANIMATION
パフォーマンスキャプチャによるアニメーションと感情表現
- EFFECTS
原作を再現しつつもさらにこだわったエフェクト表現
- LIGHTING COMPOSITE
世界観を作り上げるライティングとコンポジット
- ROUND TABLE TALK
川村 泰監督&スタッフ座談会
- BEHIND THE COVER ILLUSTRATION
『GANTZ:O』×『おそ松さん』コラボ表紙
CHARACTER
リアルで魅力的なキャラクターを生み出す
本作には主人公の加藤たち人間キャラクターのほか、多数の個性的な妖怪たちが登場する。また、Xガンなど『GANTZ』オリジナルの武器も見どころだ。ここではこうしたキャラクターや武器などの制作を見ていこう。
EFFECTS
原作を再現しつつもさらにこだわったエフェクト表現
バトルシーンを筆頭に本作では多数のエフェクトが登場する。どれも非常に豪華に仕上げられており、世界観の構築に大きな役割を果たしている。昨今のトレンドであるHoudiniも多用された。ここでは特に目を引くエフェクトをピックアップして紹介する。
第2特集
エフェクト進化論
Houdiniでつくる小規模水エフェクトやセル調3Dエフェクトなど、すぐに活用できる実践的テクニックを有名アーティストが伝授!また、エフェクトアーティストの座談会から、エフェクト制作に重要な考え方や映像ジャンル別のエフェクト制作フローにも迫ります。
- Effect_Tips01 Houdini
Houdiniでつくる小規模水エフェクト
- Effect_Tips02 3ds Max
ds Max+After Effectsでつくるセル調エフェクト
- Effect Artists Round Table
エフェクトアーティスト座談会
Effect_Tips01 Houdini
Houdiniでつくる小規模水エフェクト
水のエフェクトといえば、海面や波などの大規模な流体シミュレーションに話題が集まりがちであるが、水滴などの小さなスケールの表現も見逃せない。本稿では、そうした小規模な水のエフェクト表現をHoudiniで実現する手法について、CM映像を数多く手がけている株式会社 回の小松 泰氏に解説してもらった。
Effect_Tips02 3ds Max
3ds Max+After Effectsでつくるセル調エフェクト
セル調のフルCG作品が増えてきた昨今、エフェクト制作においてもセル調エフェクトの制作テクニックに注目が集まっている。本稿では、「3DCGセル調エヘクト読本」の作者ハラタオルこと名倉晋作氏に、煙、炎、水といった基本的なエフェクトをセル調でつくる場合に陥りやすいポイントとその解決法を解説してもらった。
特別企画&連載記事
短期連載
HOT STUFF
- TVアニメ『ツキウタ。THE ANIMATION』
- デジタル造形でミニ四駆をつくる!
TVアニメ『ツキウタ。THE ANIMATION』
ゲームやライブ公演では市場が確立されている、女性をターゲットとする“男性アイドル”。しかし、アニメ作品では目新しく、未知なる可能性を秘めている。セル調のキャラクターに対して、フェイシャルキャプチャをはじめとする3DCG本来の優位性を積極的に採り入れることで新たな表現を追求した本作にせまる。
SERIAL
- Game Graphics Studio
- アニメCGの現場
- VFXアナトミー
- デジタル造形ノート
- Observant Eye
- ModelingCafeコンセプトモデリング講座
- JET STUDIO Effect Lab.
- Houdini Cook Book
- 画龍点晴
- Motion Sack of Stunt Man
- アニメーションスタイル
- Open Up!
Game Graphics Studio
『ゲートオブリベリオン』
スマートフォンゲームの最先端を目指してアソビモが現在開発中のMMORPG『ゲートオブリベリオン』。Unreal Engine 4の機能を最大限活用し、コンソール機にも引けを取らないグラフィック表現を可能にした。
アニメCGの現場
映画『彼岸島デラックス』
本作の一連のVFXは谷口充大VFXスーパーバイザー自身のスタジオであるテトラがリード。テトラ自体は30名規模のため、約500ショット(一部はTVドラマ専用)ものVFXを実現させるにあたっては、映画『進撃の巨人』のVFXを手がけた白組のチームをはじめとした国内外から10数のVFXスタジオの協力を得つつ、ポストプロダクションにも約1年を費やすというビッグプロジェクトとなった。
VFXアナトミー
映画『彼岸島デラックス』
本作の一連のVFXは谷口充大VFXスーパーバイザー自身のスタジオであるテトラがリード。テトラ自体は30名規模のため、約500ショット(一部はTVドラマ専用)ものVFXを実現させるにあたっては、映画『進撃の巨人』のVFXを手がけた白組のチームをはじめとした国内外から10数のVFXスタジオの協力を得つつ、ポストプロダクションにも約1年を費やすというビッグプロジェクトとなった。
デジタル造形ノート
アニメ『艦隊これくしょん -艦これ-』 1/7 瑞鶴改二
青島文化教材社から今年7月に発売された『艦隊これくしょん-艦これ-』1/7スケールの「翔鶴改二」。そして新たに先月発売となった姉妹艦の「瑞鶴改二」。共に弓矢を持ち、美しくなびく髪に凛とした表情の立ち姿からは装甲空母としての威風が感じられる。もちろん『艦これ』の特徴でもある艤装パーツも細部にまでこだわりぬき、足バルジ部分なども可動する仕様となっているのだ。