ファンタジー系RPGで活躍中の背景デザイナーMary氏が、ファンタジーをテーマに、5つの世界を描きます。構成・構図のアイデアから始まり、描き方の手順、塗りのポイント、レイヤー機能を使った光の表現方法など、光と空間を描く著者のテクニックが盛りだくさん!背景画を描きたい方はもちろん、キャラクターを描いている方にも応用できる描画テクニック!Photoshopで絵を描かれるすべての方にオススメの1冊です。
Basic 基本の設定と描写
各メイキングで共通している設定や描写方法を詳しく解説。
Making [?] 研究室を描く〜降り注ぐ暖かな光〜
開放的な雰囲気の小さな研究室。内と外が融和し、風と光が通る。架空の植物、穏やかな日差し。それらがファンタジーの世界を演出します。
Making [?] 図書館を描く〜積み上げられた知の結晶〜
古く、埃っぽく、しかし今も使われている。そんな雰囲気の図書館を描いていきます。大量の蔵書と、それを照らす燭台の炎が、リアルな存在感と、静寂な空間を演出します。
Making [?] 遺構を描く〜辺境に構える巨岩〜
ひと気のない山奥にある、神秘的な遺構を描いていきます。今は静かに眠る何かの痕象徴的な石造りの残骸、それらを照らす側光で、幻想的な空間を表現します。
Making [?] 森の中の家を描く〜巨木の谷の集落〜
他の部族は足を踏み入れない地。巨木が自生する深い森の中の集落。人々が暮らす生活感と、不安定な場所にある住居が、描写のポイントです。
Making [?] 聖堂への入口を描く〜静かに眠るかつての繁栄〜
静寂な山奥にそびえ立つ、忘れられた聖堂への入口を描いていきます。薄暗い中で浮かび上がる聖堂は、どこか不気味で、どこか神秘的。そんな空間に仕上げます。