第1特集
バーチャルイベント最前線
コロナ禍が長期化するなか、ニュー・ノーマルのイベント興行として急速に注目をあつめる「バーチャルイベント」。バーチャルスタジオ技術は、天気予報や情報バラエティなどのTV番組を通じて培われてきたものが、そこへライブイベントの醍醐味を込めるとなると世界中で試行錯誤の最中だ。CyberHuman Productions、SYMBIOSIS、clusterの事例を通じてこれからのバーチャルイベントを考える。
- CyberHuman Productions
『Da-iCE×ABEMA ONLINE LIVE TOUR 2020-THE Da-iCE-』
- SYMBIOSIS
オンラインVRパーティ『SWITCH』
- cluster
『バーチャル渋谷 by au 5G』『【バーチャルハマスタ】横浜DeNAベイスターズ vs 阪神タイガース』
CyberHuman Productions
『Da-iCE×ABEMA ONLINE LIVE TOUR 2020-THE Da-iCE-』
国内でもいち早くZero Density「Reality Engine」をベースにしたバーチャル撮影システムを導入したCyberHuman Productions。同社では、その優位性を活かした新たなオンラインイベントの映像演出に取り組み中だ。
オンラインVRパーティ『SWITCH』
続いてはクラブイベントの事例だ。“NEW NORMAL STYLE”を確立させるべく、名古屋でリレー方式のリアル&オンライン配信イベント『SWITCH』が開催された。その映像演出と配信を手がけたSYMBIOSISが目指すVJの未来像を聞く。
第2特集
動物CGから紐解く美術解剖学との付き合い方ン
渡嘉敷拓馬氏、LiNDA ZOO、Black Beard Design Studio Inc.が、各々の制作事例を使い、動物CGにおける美術解剖学との付き合い方を解説。フォトリアルなライオン、黒ヒョウ、リュウキュウオオコノハズクから、ロボット犬まで本誌ならではの多彩な“動物”を取り上げ、実在感を高める秘訣を紐解く。
- 01.Takuma Tokashiki
アナトミーの勉強とはランドマークを正しく暗記すること
- 02.LiNDA ZOO
リサーチと内部構造の知識が個体のリアリティを高める
- 03.Black Beard Design Studio Inc.
解剖学的に正確だとしても意図した印象になるとは限らない
01.Takuma Tokashiki
アナトミーの勉強とはランドマークを正しく暗記すること
CGWORLD ONLINE TUTORIALSで公開中の「ZBrushの基本ブラシで作るリアルなライオンのスカルプト」はアナトミー(解剖学)ベースのライオンのつくり方を解説している。本作を通して、渡嘉敷拓馬氏が自分流のアナトミーの解釈を紹介する。
02.LiNDA ZOO
リサーチと内部構造の知識が個体のリアリティを高める
今年で発足から4年目を迎えるデジタル動物プロダクションのLiNDA ZOO。所属動物は30種を超え、それらを制作するスタッフも増えている。本記事では、黒ヒョウ、リュウキュウオオコノハズクの制作過程を通して、デジタル動物のリアリティを高める術を解説する。
特別企画&連載記事
SPECIAL
HOT STUFF
- オリジナル短編アニメーション『PIANOMAN』
- デモシーンを支えるプロシージャル技術
Tオリジナル短編アニメーション『PIANOMAN』
「北九州デジタルクリエイターコンテスト2020」や「つくばショートムービーコンペティション2020」で受賞したECHOESによるオリジナル短編アニメーション作品『PIANOMAN』。本編の制作からデジタルコミックへの展開、そして展示会の開催まで、型に囚われない自由な創作活動を続ける彼らのインディー魂が熱い!
デモシーンを支えるプロシージャル技術
リアルタイムに映像や音楽を生成するプログラムを「デモ」と言い、デモを鑑賞したり完成度を競ったりして楽しむイベントを「デモパーティ」と言う。「デモシーン」はデモやデモパーティを中心としたコンピュータのサブカルチャーだ。世界最大規模のデモパーティであるRevisionのPC 64K Intro部門で優勝した細田 翔氏に、デモシーンの魅力を解説してもらった。
SERIAL
- CGWORLDリサーチ
- Game Graphics Studio
- アニメCGの現場
- VFXアナトミー
- Phenomenal Things
- 画龍点睛
- アニメーションスタイル
Game Graphics Studio
『キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS』
サッカーゲームにしてサッカーゲームにあらず。群雄がピッチで対峙する国民的スポーツマンガの金字塔が久方ぶりに復活を遂げた。世代を超え安心して親子で楽しめるゲームを盛り上げる、ビジュアルの秘訣とは何か。
アニメCGの現場
映画『荒野のコトブキ飛行隊 完全版』
9月11日(金)に劇場公開の同作は、2019年に放送されたTVシリーズに約15分の新規シーンを加えて2時間に収め、さらにMX4Dによる体感演出を加えた作品だ。企画は2016年にデジタル・フロンティアが自社IPを開発するためにバンダイビジュアル(現バンダイナムコアーツ)と接点をもったことから始まる。『ガールズ&パンツァー』をはじめとした水島 努監督作のプロデュース歴が長い同社では、監督がかねてより構想していた「本気でレシプロ戦闘機を描く作品」とこの企画を結びつけ、アニメオリジナル作品としてスタート。基本的にはデジタル・フロンティアがプロデュースを、子会社であるGEMBAがCGアニメーションを担当した。
VFXアナトミー
LiveZ studioデモムービー
東映デジタルセンター内で2010年に発足したツークン研究所がバーチャルプロダクション機能のひとつとして開発中の「LiveZ studio」(ライブズ スタジオ)。そのデモムービーが、5月29日(金)からYouTubeで公開中だ。LiveZ studioは、撮影現場で合成映像のリアルタイム確認を可能にするシステム。Unreal Engine 4を用いて、グリーンバック不要・マーカーレスのトラッキングと、AIを導入した新しいマスク生成技術により、リアルタイムで人物のマスクを生成し用意した3DCG空間に合成することができる。