Grid systems in graphic design|グリッドシステム グラフィックデザインのために

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著者:ヨゼフ ミューラー=ブロックマン

日本語版監修:白井敬尚

日本語版デザイン:白井敬尚

発売:株式会社 ボーンデジタル

ISBN:978-4-86246-448-4

総ページ数:184 ページ

価格:7,150 (税込)

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ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマンによる、現代グラフィックデザインの基本書、待望の日本語版登場!
本書は、スイスのグラフィックデザイナーであり、教育者のヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン(1914-96)の主著として知られる『Grid systems in graphic design』の全訳である。その原著(英語・ドイツ語2カ国語版)は、1981年にニグリ社から刊行されて以来、今日に至るまで幾度も版を重ねるとともに、スペイン語・ポルトガル語・ロシア語・中国語・韓国語・フランス語・イタリア語などの数多の言語へと翻訳され、時代を越えて世界中で読み継がれてきた。

グリッドシステムの方法とその思想を、古代から現代へと至るヴィジュアルコミュニケーションの歴史的視野のもと、豊富な具体例を交えてわかりやすく紐解いた、現代グラフィックデザインの基本書を、グラフィックデザイナー、タイポグラファのみならず、デザインを学ぼうとする全ての人々に向けて刊行する。

※デザインや紙面は制作中のものです。

本書の特徴
1981年刊行の原著の完訳版。
現代グラフィックデザインの基本書として最重要著作の一冊。
ブロックマンの思想と方法を体系化。
豊富な具体例や図版を交えた、わかりやすい解説。
グリッドシステムによる組版設計を実践、探求してきた白井敬尚氏による日本語版デザイン。
原書の仕様を反映した上製本。
著者・監訳者プロフィール
著者:ヨゼフ・ミューラー゠ブロックマン(Josef Müller-Brockmann)
スイスのグラフィックデザイナー。チューリヒ湖畔の町ラッパースビルに生まれる。デザイナーのヴァルター・ディグルマンのもとでの見習いや、チューリッヒ工芸学校のエルンスト・ケラー、アルフレート・ヴィリマンに学びながらも、主には独学によりデザインを習得する。1936年にデザイナーとして独立,1967年よりMüller-Brockmann & Coを設立。主な仕事に、1950年代初頭から1972年まで手がけたチューリッヒ・トーンハレのコンサートホールのための音楽会ポスター、スイス自動車協会のためのポスターなどグラフィックデザインのほか、チューリッヒ空港のサイン計画、スイス連邦鉄道のアイデンティティ、IBM社のヨーロッパにおけるデザインコンサルタント業務などがあげられる。

教育者としては、チューリッヒ工芸学校(1957ー60)でケラーの後任としてデザイン教育に携わり、ウルム造形大学(1963)や浪速短期大学(1961)、大阪芸術大学(1970)で教鞭をとった。1958年より、3カ国語表記のデザイン誌『ノイエ・グラフィーク』(1958ー65)の共同編集をリヒャルト・パウル・ローゼ、ハンス・ノイブルク、カルロ・ヴィヴァレリらと共に務め、「スイスタイポグラフィ」、あるいは「国際タイポグラフィ様式」と呼ばれる理論と実践の国際的普及に貢献。また,アスペン国際デザイン会議(1956)、世界デザイン会議(東京、1960)などをはじめとする世界各地での講演活動とともに、欧州、米国、日本などでの個展を開催した。

主な著書として,本書『グリッドシステム』(1981)のほかに『グラフィックアーティストとデザインの諸問題』(1961)、『ヴィジュアルコミュニケーションの歴史』(1971)、『ポスターの歴史』(1971、吉川静子との共著、以上未邦訳)、『遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生』(1994,邦訳2018)などがある。1958年には画廊「ギャラリー58」をラッパースビルに設立(ギャラリー・ゼーシュトラーセに改称し1990年まで継続)した。スイス工作連盟(1937)、スイスグラフィックデザイナー協会(1938)、国際グラフィック連盟(1951)などに所属した。主な受賞歴として、チューリッヒ州文化功労者金賞(1987)、英国王立産業デザイナーの称号授与(1988)などがある。

翻訳:古賀稔章(こがとしあき)
1980年福岡県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。雑誌「アイデア」の編集者(2004-09年)を経て、グラフィックデザインやタイポグラフィに関する執筆、翻訳、編集、研究活動などを行っている。

監修・日本語版デザイン:白井敬尚(しらいよしひさ)
グラフィックデザイナー。1961年愛知県生まれ。株式会社グレイス(宮崎利一チーム,1981-86年)、株式会社正方形(清原悦志主宰,1986-98年)を経て、1998年白井敬尚形成事務所を設立。ブックデザイン、エディトリアルデザイン、展覧会周知物など、タイポグラフィを軸としたデザインに従事している。2012年より武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科教授。

序文
本書について
グリッドの哲学とデザインの哲学
タイポグラフィック・グリッド
グリッドの目的とは何か?
用紙サイズ
活字の計測のシステム
アルファベットの活字書体
コラムの幅
行間
マージンのプロポーション
ページ番号
本文書体と見出し書体
版面の構成
グリッドの構成
8分割のグリッドによる文字と図版の組版
20分割のグリッドによる文字と図版の組版
32分割のグリッドによる文字と図版の組版
グリッドシステムにおける写真
グリッドシステムにおける図解
グリッドシステムにおける色面
実践の事例
コーポレートアイデンティティにおけるグリッドシステム
3次元のデザインにおけるグリッド
展示実践の事例
古代と現代における秩序の体系
結び
参考文献
掲載作家一覧
日本語版グリッドシステム覚書 白井敬尚
訳者あとがき 古賀稔章

Grid systems in graphic design|グリッドシステム グラフィックデザインのために

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7,150 円(税込)

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