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過去6回ともに数時間で満席となった鈴木卓矢氏による『背景モデリング講座』第7回目です。
内容は前回と同じ内容になりますので前回受講された方はご注意ください。
講義の詳細
背景モデルというとモデリングの仕方も大事ですが、そのモデルをどういう風にシーンの中でプロデュースし情報を伝えるかというシーンアセンブルもとても重要な要素です。
普段なんとなくやっていることが「なぜしたのか」と考えたことがない人もいるとおもいます。
それは感覚的に覚えているのであって、それを論理的に考えることで応用の幅を広げていく事ができます。
モデルをどう作るかというよりもモデルをどう見せるかという内容で、通常のモデリング講座とは 少し違った論理的な形でアプローチをします。
講師の紹介
フォトンアーツ 背景モデリングスーパーバイザー
鈴木 卓矢 氏
1980年生。大学卒業後、Square-EnixのVisualWorksに入社。その後、アメリカに渡りBlizzardEntertainmentのCinematicsDivisionでSeniorArtistとして背景のデザインからモデリングまでを担当。2014年に活動の場を日本に移し、現在は都内のCG制作会社PhotonArtsにてEnvironment&PropsのModelingSuperVisorとして勤務。
自身の更なるスキルアップのためにフリーランスの背景モデラーとして、実写、フルCG、アニメなど幅広く活動中。
カリキュラム
背景制作に必要な3つの要素、コンビネーション3
背景を作るうえで必要な論理的要素。
ラインブレイク、コントラスト、ネガティブスペースという3つの複合的な考え方
空間の引き算
ディティールは足し方によってリピート感を生み出すチェッカーのようなノイズを作ってしまいます。 そのチェッカーノイズを防ぐための考えないといけないことを説明します。
シーンモデルにおける3つの周波数レベル
背景モデルとは何か。タイトなスケジュールの中で必要最低限な物は何か。 シルエットの中にいるストラクチャーとディティールという考え方を説明します。
意識のコントロール
どう見えるかよりもどう見せたか、見た人の意識をコントロールする為の背景制作。 すべて物には意味がある。 ストーリーとフィジカル、セカンドエフェクトという考え方を説明します。
対象者
背景モデリングに興味がある方
受講者の声(受講者アンケートより)
- 背景モデリングについて理論的な考え方を身につけることができた。
- 普段、感覚的にしていたことをわかりやすく教えていただきました。知らなかったことを含め今後にとても役に立つと思いました。
- 背景モデラーがこんなにも法則にのっとって論理的な考えでつくっているとは思わなかったです。素晴らしいと思いました。
- 講義内容がとてもわかりやすかった。気遣うポイントを言葉で定義しているのがとてもわかりやすい。
- 考え方がわかりやすく、実際のデモの説明で具体的に見れて説得力があった。
- 非常に満足しております。今までの制作のあり方、考え方を覆すことになりました。
開催概要
- 開催日時
- 2018年5月25日(金)19:00〜22:00
- 開催場所
- 東京都千代田区九段南1-5-5(ボーンデジタルセミナールーム)(地図を見る)