映画『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、ゲーム『Destiny』、「バットマン:アーカム」シリーズなどにも制作参加した 熟練アーティストによる人体を描く秘訣
『コンセプトアーティストのための人体ドローイング』は、コンセプトアーティストやイラストレーターの必須スキルである人物ドローイングの技術と知識を学ぶ1冊です。『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などの大作映画や『Destiny』、「バットマン:アーカム」シリーズといった人気ゲームに制作参加したアーティスト Kan Muftic によって書かれた本書は、伝統的なライフドローイング(デッサン)と急速に変化しているコンセプトアートの世界をつなぎます。生物を描く際、アーティストは、ダイナミックなフィギュア、多様なボディ、魅力的なポーズを、限られた時間の中で、瞬時に捉えます。素早く、完全にイメージを捉えるスキル、集約的なアプローチが、現代のコンセプトアーティストやイラストレーターに必要なのです。
本書は、古典アートのスキルを身につけたいと望んでいるデジタルアーティスト、そして、コンセプトアート業界を目指す伝統的なアーティストにとって貴重な資料です。ドローイングを成功に導くのに必要なマテリアル、ツール、観察スキル、キャンバス上に人体のフォームを捉える方法、フィギュアや人体解剖学へのダイナミックなアプローチでキャラクターやコンセプトアートを向上させる方法について学びましょう。シンプルな構成と洞察力に満ちた絵によって、読みやすく、学びやすく、そして、見るだけでもインスピレーションを得ることができます。そして、現代の熟練アーティストによる古典的なスキルについての最新の解釈にふれてみましょう。
※ご注意:本書にはヌード表現が含まれています
※本書は『Figure Drawing for Concept Artists』の日本語版です
【対象読者】
コンセプトアーティスト、イラストレーター、デジタルアーティスト
■全ページプレビュー(※英語版です。[Preview]タブをクリックしてください)
https://shop.3dtotal.com/books/artist-anatomy-reference/figure-drawing-concept-artists.html
【著者紹介】
Kan Muftic:1976年、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ生まれ、1991〜2年、美術アカデミーに所属。しかし、1992年4月、国内で勃発した激しい政治的紛争のため、サラエボを離れる。難民時代は反戦活動で父を援助して、イラストやポスターを制作。その後、スイスのチューリッヒに移住し、F+F School for Art and Media Design に入学、ペインティングのクラスを卒業。その後、さまざまな映画、TV、ゲームのプロジェクトに参加。過去10年間では MPC、Rocksteady Studios、Axis などの会社・スタジオに在籍。参加作品は、映画『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、ゲーム『Destiny』、「バットマン:アーカム」シリーズなど。現在は、アニメーションディレクターとして、Netflix の番組制作に参加しています。
01 アティチュード
02 準備
03 3段階のアプローチ
04 ドローイング テクニック
05 問題となりやすい領域
06 人体ドローイングのクラス
07 もう1歩進める
08 アーティスト ギャラリー
09 リファレンス ギャラリー