第1特集
『ORDINAL STRATA -オーディナル ストラータ』
2018年1月に配信が開始された人気スマホゲーム『ORDINAL STRATA -オーディナル ストラータ』。本特集では、ゲームのメインキャラクターである主人公(男)&アスセナをフィギュアルックで表現したPVを中心に、ゲーム内のキャラ劇や表紙のメイキングなど、StudioGOONEYSのキャラクター制作に迫る。
- キーパーソン3人が語るPV制作秘話
- 01 Pipeline & In-House Tools パイプライン&インハウスツール
- 02 Game Movie ゲーム内ムービー
- 03 Character Modeling キャラクターモデリング
- 04 PV Animation PVアニメーション
- 05 Cover Story スチルならではの画づくり
03 Character Modeling キャラクターモデリング
ゲームから一転、PV用のキャラクターモデルは徹底したフィギュアルックとなっている。このねらいについて斎藤氏は「日本のフィギュアっぽい3Dモデルを、ピクサー・アニメーション・スタジオのようなルックの方向性で、ハリウッド的なスタイルのアニメーションでやっていきたいという思いが会社の意向として強くありました。『オデスト』のデザインはキャラクターがかわいく、頭身も合っていたので、モデリングの企画を起ち上げ、徹底してフィギュアっぽさを目指しました」と話す。
05 Cover Story スチルならではの画づくり
最後は本誌をかわいく盛り上げてくれた、静止画のメイキングをお届けする。当初は表紙制作のみの予定だったが、表紙、扉イラスト、そして本頁のメインビジュアルのいずれも、StudioGOONEYSによる描き下ろしの新規グラフィックスだ。それぞれが異なる雰囲気をもつ。
第2特集
デジタルアートTIPS大全
デジタルでアートを描く際に活用できる技術を一挙に解説。効率アップのためのフォトバッシュ、ZBrushで作成したモデルをイラストに活かす方法、さらにはタブレットやスマートフォンでできる作品づくりなど、プロが実際に活用している技法を紹介する。
- TIPS 01 Photobash プロが教える簡単フォトバッシュ講座
- TIPS 02 Illustration ZBrush キャラクターイラストに使えるZBrushのTIPS
- TIPS 03 Texture Brush テクスチャブラシを活かしたフォトリアルスケッチ
TIPS 01 Photobash プロが教える簡単フォトバッシュ講座
手早くクオリティを上げられるテクニックといえばフォトバッシュ。今回はイラストレーターとして活躍している斉藤幸延氏にフォトバッシュの手法を解説してもらった。
TIPS 02 Illustration ZBrush キャラクターイラストに使えるZBrushのTIPS
ここからはイラストを描く際に使えるZBrushのTIPSを紹介。解説してくれるのは2D・3Dを自在に使いこなし、数々のキャラクターを生み出してきたキャラクターデザイナーの澤田 圭氏だ。3DCGならではのメリットを作品づくりに活かしてみよう。
特別企画&連載記事
HOT STUFF
- CGクリエイター塾 by カナバングラフィックス
- 『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』OP
- 『NieR:Automata』×Enlighten
CGクリエイター塾 by カナバングラフィックス
個性豊かなキャラクター表現に定評あるカナバングラフィックス。同社代表を務める富岡 聡氏は近年、CG制作やコンテンツビジネスに関する講演にも精力的だ。富岡氏にとって、初めての美術大学における講義となった本プロジェクトを追った。
『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』OP
2018年2月に発売された『ソードアート・オンライン』シリーズ最新作の『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』。今回は3DCGによるモーショングラフィックスを多用したオープニングムービーに注目。ゲームの世界観を表現するその巧みなテクニックについて取材した。
SERIAL
- Game Graphics Studio
- アニメCGの現場
- VFXアナトミー
- デジタル造形ノート
- Observant Eye
- ModelingCafe ART コンセプトアート講座
- 画龍点晴
- アニメーションスタイル
Game Graphics Studio
『モンスターハンター:ワールド』
カプコンを代表する大人気シリーズが現世代機のグラフィックス品質に大きく進化を遂げた。その開発の根幹を支えたのが、専用にカスタマイズされた謹製エンジンMT FRAMEWORKだ。ここでは、どのように本作のビジュアルがつくり上げられたのか、徹底的に紹介していこう。
アニメCGの現場
『ピングー in ザ・シティ』
現在放送中の『ピングー in ザ・シティ』は、ダンデライオンアニメーションスタジオがCGで制作したアニメ作品である。はじまりは遡ること約4年前。ポリゴン・ピクチュアズがCGによる『ピングー』のリメイク企画・提案を行う機会を得たことに端を発する。監督のイワタナオミ氏を中心に、複数回の企画提案を経て、2016年に90秒のパイロット映像を制作するかたちで作品が動き出した。
VFXアナトミー
映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』
企画の起ち上げから完成まで、約10年を費やしたという同作。監督はカンヌ国際映画祭パルム・ドールやゴールデングローブ賞など多数の受賞歴を誇る、世界的な巨匠チェン・カイコー。日中合作映画であり、美術や撮影といった現場スタッフはほぼ中国人で固められたそうだが、VFXについては本誌でもお馴染みのオムニバス・ジャパンを中心とする約20社から成る日本勢が一手に引き受けている。