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講義の詳細
講演では私が日本で6年間、ハリウッドで15年間行ってきた映画制作で担当しているサーフェシングの考え方から実演まで行います。(ドリームワークスではテクスチャリングをサーフェシングと呼んでいますが、これは質感に関わるあらゆる作業を行うからであり、テクスチャ以外にもグルームやシェーダーのセッティングなど責任範囲は割と広いです。)
あらかじめ私がモデリングした石垣の壁(予定)にMARIを使用してリアルな石や藻のテクスチャをつけていきます。テクスチャリングでは様々なテクニックがありますので、それを紹介していきます。
次にXGENを使用し、藻の部分に実際にグルームを作って立体感を出すところまで行います。これは映画「ヒックとドラゴン」などでも行っている作業です。ポイントとしてはXGENの長さや密度のグルームのPtexデータをMARIで読み込んでペイントします。最後にMayaでレンダリングして結果を確認するところまで実演を行います。
講師の紹介
シニア・サーフェシング・アーティスト
山本 原太郎 氏
慶應義塾大学経済学部卒業後、1997年にオムニバス・ジャパンに入社。2003年よりドリームワークスに転籍。サーフェサーとしてマダガスカル、シュレック、ヒックとドラゴン、メガマインドなどの映画に参加。
Character Visual Development : How to train your Dragon 2 , Madagascar , Megamind
demoreel 2015 gentaro yamamoto
カリキュラム
形を生かす色作り
テクスチャリングの基本であるデフューズ・テクスチャの基本的な作り方から説明をします。モデルの形を引き立たせる最低限の要素、説得力のあるテクスチャを実現するため、どのような点に注意をすればよいのかを解説。ペイントが得意でなくても効率よく柔軟に対応するためのプロシージャル(UVを気にせずに、さまざまなモデルに対応できるテクスチャリングのアプローチ)なテクニックを紹介します。
テクスチャ・エレメントのブレイクダウン
映画の中ではテクスチャの組み立てにどのようなエレメントを使うか、それぞれの役割と使い分けを解説します。エレメントの分析(ベースカラー、シャドー、ハイライト、自然なランダムネス、ノイズ、アンビエントオクルージョン、カーバチャーマップ、ノイズマップ)を解説していきます。
3Dツールを使用してのテクスチャリングのデモンストレーション
実際のテクスチャ・レイヤーの組み立て、考え方について実演をしながら解説。レイヤー間のエレメント共有、プロシージャルマップ、プロジェクションマップ、マスキングのテクニックなどをMaya、XGENとMARIを使用して実演します。
対象者
3DCGにおいてテクスチャリングの経験がある方
開催概要
- 開催日
- 2018年1月16日(火) 18:00 - 21:00
- 開催場所
- 東京都品川区上大崎2-13-30 oak meguro 8階(株式会社アカツキ)(地図を見る)