第1特集
UnityとUE4、ノンゲームにおける活用動向
劇場映画をはじめとするハイエンドな映像コンテンツ制作においてもリアルタイムCGの活用が着実に増えている。そこで今回はゲーム以外のデジタルコンテンツにおけるUnityとUnreal Engine 4双方の注目事例をみていく。
- UNITY
リアルタイムデモ『Ultimate Bowl 2017』
マーザ・アニメーションプラネット
- UNITY
映画『海賊とよばれた男』
白組 調布スタジオ
- COLUMN
リアルタイムレンダリング×映像制作
ゲームエンジンで映像をつくるには
by ブロス
- UNREAL ENGINE 4
バーチャルモデルルーム「Solid Vision」
ヒストリア
- UNREAL ENGINE 4
御神輿パーツセレクトシミュレータ
ハコヤ&東京技術協会
UNITY
リアルタイムデモ『Ultimate Bowl 2017』
マーザ・アニメーションプラネット
本作はUnity 2017.1の新機能であるTimelineとCinemachineを活用したリアルタイムレンダリングデモで、制作したのはマーザ・アニメーションプラネットだ。注目の新機能はもちろん、キャラクターやエフェクト制作についても併せて解説する。
UNREAL ENGINE 4
バーチャルモデルルーム「Solid Vision」
ヒストリア
Unreal Engine 4に特化したプロフェッショナル集団ヒストリア。多数のコンテンツを生み出してきた同社が今回、開発したのが建築アプリケーションの「バーチャルモデルルームSolid Vision」だ。その名の通り、モデルルームを3DCGで確認できるという本システム。その内容について解説する。
第2特集
TVアニメ『宝石の国』
市川春子原作のコミックが、フルCGにより待望のTVアニメ化された。これまで多くのアニメCGを手がけてきたオレンジが元請けとして初めて世に出す作品であり、宝石の質感をもった髪、様々な手法を採り入れたキャラクターアニメーション、VFX的な要素を用いたエフェクト、手描きの美術を再現したCG背景など、多くの挑戦を行なっている。本特集では、制作現場における試行錯誤やスタッフの想いを23ページにわたり紹介していく。
- 第1石 オレンジの挑戦
- 第2石 質感
- 第3石 キャラクター
- 第4石 オリジナルツール
- 第5石 アニメーション
- 第6石 エフェクト
- 第7石 背景
第2石 質感
CGでしかできない表現を探求し、怯むことなく大胆に選択した美しき宝石たちの煌めく質感。答えにたどり着くまでの軌跡を辿る。
第6石 エフェクト
流体や煙のシミュレーションなどVFX的な手法とアナログのアイデアを融合させた、エフェクト制作の工夫を解説する。
特別企画&連載記事
HOT STUFF
- 『映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ』
- ヴァーチャルアイドル新時代の幕開け「PROJECT MariA」
- ドリフェス!イリュージョンShow Time in DMM VR THEATER
- NUKE+CARA VRによる360度動画『SPACE DRIFTER -宇宙遊泳-』
『映画くまのがっこう パティシエ・ジャッキーとおひさまのスイーツ』
『くまのがっこう』15周年企画の本作。原作絵本の世界観を、あえて輪郭線を外した新たなルックの下、3DCGの特性を最大限に発揮した表情豊かに動き回るキャラクターたちが実に魅力的だ。アニメではなく、“アニメーション”であることにこだわったという児玉徹郎監督の画づくりに迫る。
ドリフェス!イリュージョンShow Time in DMM VR THEATER
9月で開館から2年を迎えたDMM VR THEATERは、様々な公演を企画・開催してきた。今回は9月9日(土)に初演を迎え、早々に再演が決定された2.5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!』の3DCGホログラフィックライブの舞台裏を紹介する。
SERIAL
- VFXアナトミー
- デジタル造形ノート
- Observant Eye
- ModelingCafeコンセプトアート講座
- 画龍点晴
- アニメーションスタイル
VFXアナトミー
映画『亜人』
2012年から原作漫画の連載がスタート。2015年から2016年にはアニメ化された、カリスマ的人気を誇る漫画「亜人」が満を持して実写映画化された。今回の実写映画プロジェクトは、アニメ版『亜人』におけるIBM(インビジブル・ブラック・マター)の表現が好評だったことに端を発するとか。そんな本作のVFXワークをリードしたのは、本誌でもおなじみのオムニバス・ジャパンだ。
デジタル造形ノート
『Fate/Grand Order』 ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ
大人気のスマホゲーム『Fate/Grand Order』より、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィがフィギュア化。手がけたのはデジタルアーティスト出身の原型師、カミツレ小夜子氏だ。メインツールは3ds Max。そのテクニックを解説する。
Observant Eye
Mystical Beasts
今回は、2体の幻獣を例にとって珍しくZBrushを使わずにフォトバッシュ(photobash、複数の写真を切り貼り、加工することによって、素早く1枚のイラストを描き上げる手法)にてキャラクターのコンセプトアート作品を仕上げる手順を解説していこうと思います。フォトバッシュの利点は、素早く1枚絵を仕上げられることでしょう。それに加えて、適当に当てはめた素材が予期せぬ発見や調和を生んだりする面白さも大きな魅力ではないでしょうか。