魅力的なデジタルアートを描くためのテクニックをファンタジーとゲーム業界の最前線から直接お届けします。
サンフランシスコ、プレシディオにあるレターマン・デジタルアーツセンター。Industrial Light & Magicが入居しているそのビルの地下駐車場、ただそれだけを被写体とした写真集。
ILMでマットペインターとして活躍する谷雅彦氏。
作品をご覧いただいたあとには、エピローグの作品解説から、
谷氏のさまざまな視点を感じてください。
本書「あとがき」より
この本のイメージは特別な空間や場所を記録したものではない。日常にあるコンクリートに覆われた無機質な空間、地下のパーキングを深夜に撮影したものである。
私にとってこの地下パーキングは最も身近にある場所であり、大きく広がる空間へ最初に踏み入った時から、強い意思の様なものを感じた。
ファインダー越しに見える静止しきった空間の情景は容赦なく続き、緊張感が増し、次第に虚無の世界に包まれていく。(中略)それは幻想や妄想、悪夢への入り口なのかも知れない。異様なものは必ずしも奇妙な外見をしているものではなく、むしろあまり目立たないものである。
序文
- ポール・ヒューストン
- ジョン・ノール
- リチャード・ブラフ
プロローグ
作品
エピローグ
- あとがき
- 作品情報
著者プロフィール