教育現場で磨き上げた、人体ドローイングの理論と実践
「古典絵画の手法」をベースに、動きや感情を伝える描画テクニックを学ぶ
50年以上にわたり、最前線で働くトップアーティストを育ててきた「The Teacher」グレン・ビルプによる人体ドローイングの入門書です。
本書で説明するドローイング手法は古典絵画がベースになっています。ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ポントルモをはじめ、偉大な画家は作品の初期の段階に多くのドローイングを描きました。これは、モデルを写し取ることが目的ではなく、モデルから情報を得て、アイデアを表現する方法を練るための工程でした。
現代絵画でも、アニメーションでも同じことです。ある瞬間の感情やアクションを表現するためには、古典の技法から学ぶことはたくさんあります。
■ルールではなく、ツールを身に付ける
■写し取るのではなく、対象を分析する
《まえがきより》
アニメーションスタジオに面接に行くならば、面接官に好印象を持ってもらいたいでしょう。担当者は、アニメーション業界に伝わる伝統的な手法、グレン・ビルプの教えを学んだかどうか、その痕跡をポートフォリオで確認します。これは本当のことです。大手のアニメーションスタジオには必ず、グレンの教材セットが揃っています。
本書は「Vilppu Drawing Manual」(Vilppu Studio刊)の日本語版です。
Youtubeのビルプ先生のチャンネルで、動画をチェック!!
Lesson 1: ジェスチャー
Lesson 2: 球
Lesson 3: ボックス
Lesson 4: 球体とボックス
Lesson 5: 楕円と円柱
Lesson 6: 基本の手順
Lesson 7: アナトミー: Part 1
Lesson 8: アナトミー: Part 2
Lesson 9: 2Dと3Dでの観察
Lesson 10: モデリングトーン
Lesson 11: 直接照明
Lesson 12: 空気遠近法