第1特集
アニメが変わる、CGで変える。
「アニメCG=セル調」という認識が一般的だと思う。そうしたなか、作画に合わせるのではなく、作画に敬意を表しながらも、3DCG本来の特性を前面に押し出したプロジェクトが少しずつ、されど着実に増えてきた。「アニメCG=日本発のCGアニメーション」への架け橋となるであろう、4作品の制作現場を追った。
- LEAPER 01
東映アニメーション 『映画プリキュアドリームスターズ!』
- LEAPER 02
オー・エル・エム・デジタル 『スナックワールド』
- LEAPER 03
マーザ・アニメーションプラネット 『こねこのチー ぽんぽんラー大冒険』
- LEAPER 04
白組 『にゃんぼー!』
LEAPER 01
東映アニメーション 『映画プリキュアドリームスターズ!』
毎年春に公開される『映画プリキュア』シリーズ最新作となる本作。「原点回帰」をキーワードに、宮本浩史監督を中心としたチームが3DCGの特性を全面に押し出した新たなプリキュア像を描き出した。
LEAPER 02
オー・エル・エム・デジタル 『スナックワールド』
王道ファンタジーに現代風のアレンジを施した、“ハイパーカジュアルファンタジー”を謳う本作。過去2年にわたる試行錯誤を経て、満を持してTV放送に挑むオー・エル・エム・デジタルが目指す次世代のアニメCGを探る。
第2特集
プロが教えるお役立ちツール
できるアーティストほど、クリエイティブな作業に時間が割けるよう、効率化や高速化のためのツール導入に積極的に取り組んでいる。ここでは、Mayaと3ds Maxそれぞれの汎用スクリプトと便利ツールに加え、主にスマホゲーム開発向けの有力な新興ソフトについて紹介しよう。
- Maya Tools
かゆいところに手が届くMELスクリプト 5選
- 3ds Max Tool
実務に効く3ds Max便利ツール 4選
- UV Packing
SpriteUV2
- Setup&Animation
Spine
- Effect
SPARK GEAR
Maya Tools
かゆいところに手が届くMELスクリプト 5選
Mayaユーザーの間ではよく知られているお役立ちWebサイト「CG自習部屋 Mayaの時間」。主に有用な自作MELを無償配布しているサイトだが、ここではその管理者である有坂浩一氏に普段の作業に役立つものを厳選し、Mayaの標準機能と比較しながら解説してもらった。
Effect
SPARK GEAR
王道ファンタジーに現代風のアレンジを施した、“ハイパーカジュアルファンタジー”を謳う本作。過去2年にわたる試行錯誤を経て、満を・エル・エム・デジタルが目指す次世代のアニメCGを探る。 Spineで作成されたアニメーションに今度はエフェクトを加えていく。ここでは、充実したライブラリやリアルタイムエディットが特徴の高機能な国産エフェクトツール「SPARK GEAR」について紹介しよう。
特別企画&連載記事
HOT STUFF
- 「GDC 2017」にみるUnreal Engine 4 最新情報
- コトブキヤ「HEXA GEAR」PV『MASTER BOOT RECORD』
- 『COCOLORS』スペシャルコラボLIVE
「GDC 2017」にみるUnreal Engine 4 最新情報
常に進化し続けるゲームエンジン、Unreal Engine 4の勢いは止まらない。ここでは、2月27日(月)から3月3日(金)にかけてサンフランシスコで行われた世界最大のゲーム開発者向けカンファレンス「GDC 2017」で発表されたUE4の最新機能と活用事例について紹介していこう。
『COCOLORS』スペシャルコラボLIVE
VvsS(Voice Actor vs Silent Movie)式という独自の上映形式を生み出し、イベントだけでなく映画館での公演も成し遂げた神風動画のオリジナルアニメーション『COCOLORS』。今回はキーパーソンふたりへのインタビューを通じて、本作の誕生と制作の舞台裏に迫る。
SERIAL
- Game Graphics Studio
- VFXアナトミー
- デジタル造形ノート
- Observant Eye
- ModelingCafeコンセプトモデリング講座
- JET STUDIO Effect Lab.
- Houdini cook Book
- 画龍点晴
- Open Up!
Game Graphics Studio
『NieR:Automata』
その奥深い世界観でカルト的な人気を誇った『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』から7年、その後継作品となる『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』がついに発売された。プラチナゲームズによりアクションに磨きがかかった本作の開発の裏側を紹介しよう。
VFXアナトミー
きゃりーぱみゅぱみゅ 『原宿いやほい』MV
本作はフォトリアルなCGキャラクターの群衆表現と実写合成で話題を集めた前作『最&高』に続き、田中秀幸監督と神田剛志VFXスーパーバイザーを中心とした十十がタッグを組んだ力作である。国内のMVの中でも、際立って色使いが綺麗で繊細。その中にもアーティストの雰囲気をしっかりと表現し、とても興味深い作品に仕上がっている。
デジタル造形ノート
『縄文傀儡』 燕脂/墨黒
ニューヨークに本社をかまえるアートトイブランド「1000toys」からリリースされた『縄文傀儡』シリーズ「燕脂(えんじ)」と「墨黒(ぼっこく)」が数量限定で販売中だ。本作は、映画『シン・ゴジラ』(2016)のゴジラ第2、第3、第4形態の造形デザインなど、これまで多くの映像作品に登場するクリーチャーを産み出してきた竹谷隆之氏のオリジナルデザインによるアートフィギュアであるが、2年ほど前に企画がスタートしたという。