第1特集
最新レンダラ徹底比較
4K対応、リアルタイムレンダリング、物理ベースなど映像制作におけるトレンドが多様化する昨今、目的に合ったレンダラはどのように選べば良いのだろうか? 本特集では、定番&注目のレンダラとしてV-Ray、Arnold、OctaneRender、Redshiftの4つをメインに取り上げ、Maya、3ds Max、Houdiniの各ツールごとに、ユーザー視点からその特徴を徹底比較する。
- RENDERING TEST 01
Maya
- RENDERING TEST 02
3ds Max
- RENDERING TEST 03
Houdini
RENDERING TEST 01
Maya
Maya 2017から標準搭載となったArnoldをはじめ、対応レンダラの多さでは群を抜くMaya。本稿ではコロッサスの澤田友明氏に、長年様々なレンダラの検証に携わってきた立場からテストを実施してもらった。
RENDERING TEST 03
Houdini
本誌連載でもお馴染みの秋元純一氏に、Houdini上で標準レンダラMantraと、Arnold、OctaneRender、Redshiftの3製品を検証してもらった。
第2特集
デジタル作画 最新動向
前回のデジタル作画特集(「CGWORLD 2016年1月号 vol.209」)から約1年。緩やかながらも作画のデジタル化は進み、ノウハウも蓄積されはじめている。本特集では、若手スタジオによるアナログ(紙)混在の劇場作品と、老舗スタジオによる3DCGベース×フルデジタルのTVシリーズ作品における制作事例、さらにはACTF2017のイベントレポートを通して、デジタル作画に関する制作現場の生の声をお届けする。
- Digital drawing 01
シグナル・エムディ×映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』
- Digital drawing 02
東映アニメーション×TVアニメ『正解するカド』
- Report
アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム ACTF2017
Digital drawing 01
シグナル・エムディ×映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』
設立3年目に突入した若手スタジオがデジタル作画を導入できた理由、アナログと混在している現場の実情、手応えなどについて、制作只中の現場に直撃して聞いてきた。
Digital drawing 02
東映アニメーション×TVアニメ『正解するカド』
4月から放送が開始される3DCG制作によるTVアニメ『正解するカド』にて、東映アニメーション デジタル映像部が作画のフルデジタル化に挑んだ。各部門担当者から見たデジタル作画の手応えに迫る。
特別企画&連載記事
HOT STUFF
- カナバングラフィックス最新作『イナズマデリバリー』
- 3DエフェクトTips
- 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』
カナバングラフィックス最新作『イナズマデリバリー』
スペースシャワーTVで放送中の『イナズマデリバリー』。『ウサビッチ』や『やんやんマチコ』で知られるカナバングラフィックスの新作だ。定評ある独創的なアニメーションを、より多くの人が楽しめるエンターテインメントに仕上げるべく、スタッフの意識改革にも取り組んだという意欲作の舞台裏にせまる。
SERIAL
- Game Graphics Studio
- アニメCGの現場
- VFXアナトミー
- デジタル造形ノート
- Observant Eye
- ModelingCafeコンセプトモデリング講座
- JET STUDIO Effect Lab.
- Houdini cook Book
- 画龍点晴
- アニメーションスタイル
- Open Up!
Game Graphics Studio
『FINAL FANTASY XV』
シリーズ15作目のナンバリングタイトルとなる本作は、“現実に基づいた幻想”をキーワードに、ファンタジーでありながらも広大な世界を徹底してフォトリアルに描いており、これまでとは一線を画したビジュアルとなっている。本稿ではSIGGRAPHやCEDEC等であまり触れられていない部分を中心に解説していく。
アニメCGの現場
『チェインクロニクル ヘクセイタスの閃』
本作は、スマホ向けアプリ原作のアニメ作品で、劇場での先行上映が行われ、現在はTVで絶賛放送中である。グラフィニカの参加が決定した2015年頭の制作当初は、群衆がメインの作業という話だったが、制作が進むにつれてキャラクターモーションや3Dレイアウトの作業も増え、様々なところで3DCGが使われることになった。
VFXアナトミー
PV『GRAVITY CAT / 重力的眩暈子猫編』
本作は、今年1月19日(木)に発売されたPS4タイトル『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』のWeb向けプロモーションとして、1月12日(木)にYouTubeで公開されたバイラル動画。CG・VFXワークをリードしたのは、オムニバス・ジャパンだ。
デジタル造形ノート
すーぱーそに子 10th Anniversary Figure Wedding Ver.
ニトロプラスのイメージキャラクター「すーぱーそに子」のデビュー10周年を記念して制作された本作。大きく広がる華やかなウェディングドレスが印象的な作品だ。Knead所属の原型師、chiaki氏が手がける、MODOによるデジタル造形のながれをみていこう。