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講義の詳細
日本産リミテッドアニメーション、所謂”アニメ”は日々独特の進化を遂げており、近年においては主役のキャラクターさえも作画の代わりにCGを用いて表現する等、""アニメ""においてCGは欠かせない役割になりました。
しかし、CG業界の方がアニメ製作に参加する際には、その独特の文化の違いから躓く事も多々あり、時には「割りに合わない」と手を引いてしまう場面も見られます。
そこで、
“アニメ”で必要とされるCGのキャラクターアニメーションはどういうものか?
一般的なCG業界とアニメ業界は何が違うのか?
“CG臭い”から”アニメっぽい”にするコツとは?
等の内容を踏まえつつ、実際の現場のアニメーション工程手順を実演、解説します。
これにより、皆様のアニメ業界での活躍の切っ掛けと手助けになればと思います。
講師の紹介
株式会社武右ェ門/CGI 監督
篠田 周二 氏
専門学校卒業後、株式会社トランジスタ・スタジオにて主に実写合成やCF(CM)案件等で経験を積む。
その後、フリーランスとして株式会社サンライズでの主要なアニメ作品に数多く携わり、2014年、サンライズ練馬スタジオのスタッフを中心とした「株式会社 武右ェ門」立ち上げに協力、現在に至る。
主な参加作品
「スチームボーイ」「FREEDOM」「革命機ヴァルヴレイヴ」「SHORT PEACE」「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」など。
近年では4月より放送予定の「グランブルーファンタジー ジ・アニメーション」。
株式会社武右ェ門
http://www.buemon.com/
カリキュラム
“アニメ”に必要なアニメーションはどういうものか?
アニメの現場で求められているCGアニメーション、“アニメルックCG”とはどういうものか、 作画側からはどのようなものが良い表現として求められ、反対にCGの何が悪い評価とされているか、 通常のCGアニメーションとの違いを詳しく解説します。
作画レイアウトから始めるアニメーション
作画アニメの通常の工程、「レイアウト」から始まるCG作業の実際の工程を MayaとAfterEffectsを使用して実演、解説します。
「レイアウト」はカットの設計図であり、これに記されている内容を正しく読み取り、 必要なアニメーションを作成する事が"アニメ"では必須のスキルとなります。
CGレイアウトから始めるアニメーション
コンテから直接CG側がカットの設計を行う場合の流れを、作画アニメの工程に則った手順で実演、解説します。
作品の設計図である「コンテ」の読み方、カットを成立させるために必要な演出的要素、カットの完成までの後工程に対して必要な情報、それらと合わせて"アニメ"という絵の連続である事を念頭に置いた独特の作り方についての解説をします。
対象者
”アニメ”でのアニメーション案件の受注を考えている個人、または企業に所属している方
目安としてはCG業界での経験が2年〜6年ぐらいの方向け
※新人の方にはハードルが高く、ベテランの方にはちょっと物足りないかも知れません
開催概要
- ソフトウェア
- Maya
After Effects
- 最小催行人数
- 10名
※開催1週間前までに最小催行人数に満たない場合は開催を中止することがございます。
- 開催場所
- 東京都千代田区九段南1-5-5(ボーンデジタルセミナールーム)(地図を見る)