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講義の詳細
アニメーションの基礎として何より大事なのは、きちんとした物理的な動作と人間の体の動きの理解です。アニメーションの基本的な事は分かっているけど、自分のアニメーションを人間の動きとしてみた時に何かしっくり来ない、体の重さが感じられない、キャラクターの体の動きが固く見える、、、など、今回は特にアニメーションの中級者がぶつかる事の多い壁、"フィジクス(物理)"について具体的にお話ししようと思います。内容につきましては、アニメーションのリファレンスの話から、物理的な動きのポイント、要所要所に応じて具体的なTipsや、Mayaで使えるスクリプトのお話もしようと思っています。
更に特別に今回は事前に、提出自由の課題を出し、クラスの中でレビューもするので更に具体的にアニメーションのフィジクスについてケースバイケースの解決策ややり方を提示出来ると思っています。
アニメーションのフィジクスの理解度を上げる事で、皆さんのアニメーションの質を更に一歩上に上げられる手助けになればと思います。
講師の紹介
Sony Pictures Imageworks/アニメーター
若杉 遼 氏
2012年にサンフランシスコの美術大学AAUを卒業後、PixarAnimationStudiosにてアニメーターとしてキャリアを始める。2015年よりアメリカサンフランシスコからバンクーバーに移り、現在はSony Pictures Imageworksに所属。これまでに関わった作品は、「映画アングリーバード」、「コウノトリ大作戦!」「Smurfs: The Lost Village(2017)」など。
カリキュラム
リファレンスの使い方
アニメーションの特にフィジクスの動きに関してはリファレンスをどう扱うかというのが、とても大事になってきます。実際にリファレンスを見ながらどういう部分に注目してリファレンスを撮ればいいのか、など実際に仕事でも応用出来るコツなどをお話します。
課題ORデモリール リビュー
課題のリビューを通して個々に対応してリビューしていきます。アニメーションにおいては、他人に見せることで初めて見えてくることもあるので、普段気づいていなかった部分や改善点などケースバイケースでお話します。
アニメーションデモ
実際にテストのアニメーションをやっている部分をお見せします。フィジクスの部分以外にも、ワークフローや普段の仕事で使っているツールやTipsなどもお見せしようと思っています。
対象者
・アニメーション経験者
課題
ジャンプ(100 フレーム以内)
高い台から地面にジャンプや、台から台へジャンプなど、、、
特にルールは無いので、何でも可です。ただし、ある程度誇張しても大丈夫ですが、人間の動きになるべく近づけるように作ってみてください。
▲ジャンプの課題例。ここまで複雑にする必要はありませんが、ジャンプした時の体の重さや、着地、体重移動などキャラクターの人体的動作に重点を置いてショットを作ってみてください。
※課題の提出形式はムービーファイル(mp4)でもMaya(3ds Maxなど他のソフトの場合はムービーファイル)のファイルでも構いません
※課題を作成する際にアニメーションエイドのリグを使用してもOKです
→https://drive.google.com/open?id=0B2-tA2jC-Qs6RS0ydDdUbk03M2c
※課題は2017年1月11日(水)までに事前にご提出ください
[提出先]plusone@cgworld.jp
課題以外にもデモリールや個人制作の作品などあればリビューしますのでお送りください
開催概要
- ソフトウェア
- Maya
※Maya以外のソフトウェアを使用している方もご参加いただけます
- 開催場所
- 東京都千代田区九段南1-5-5(ボーンデジタルセミナールーム)(地図を見る)