第1特集
秋のアニメCG 2015
昨今、ますます進化を遂げるアニメCG。3DCGで描かれるキャラクターの表現はより繊細になり、複雑な感情表現を行う作品も出てきている。 また、イラストのようなブラシタッチを取り入れたり、金属や布などにリアルな質感を施したものなど、これまでにないルックを模索している作品も多い。 今回はこの秋注目の映画とTVアニメ全5作品のメイキングをじっくり解説。挑戦的な作品の背景に隠された監督・アニメーターたちの思いを探る。
- Anime 1
映画『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』より
フルCG作品『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』
- Anime 2
TVアニメ『Go!プリンセスプリキュア』より
エンディング『夢は未来への道』
- Mini Topic
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』
- Anime 3
映画『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』
- Anime 4
TVアニメ『アクエリオンロゴス』
Anime 1
映画『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』より
フルCG作品『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』
10月31日(土)公開の『映画Go!プリンセスプリキュア Go !Go!!豪華3本立て!!!』より、フルCGで制作された『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』を紹介。 監督にあたったのは本誌にも何度も登場している宮本浩史氏だ。 キャラクターのモデリングからアニメーション付けまでを中心に制作の背景を取材した。
Anime 3
映画『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』
2013年に放映されたTVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』。 キャラクターから艦船までをフルCGで描き、大きな話題を呼んだ。 本作はその完全新作の劇場版。 新キャラクターの登場はもちろん、繊細なアニメーション表現にも注目だ。
第2特集
ひと皮剥けるモデリング&アニメーション術
デジタルアーティストを志す学生や、入社して数年の社会人の中には実力に伸び悩んでいる人も多いはず。 そんなお悩みに答えるべく、指導的立場にいるプロフェッショナルの方々に「初中級レベルからのスキルアップ」というテーマで、実践的なテクニックをレクチャーしてもらった。
- Modeler01
「見る力」の強化で劇的に造形力が上がる 人物キャラクターのフェイシャルモデリング
by 田島キヨミ
- Modeler02
ディテールと“らしさ”を表現する 直線と曲面を組み合わせたメカモデリング
by オガワコウサク(チームグリグリ)
- Animator01
効果的にクオリティが上がる アニメーションにおけるポイント
by ノブタコウイチ/みうら(神央楽品)
- Animator02
物理法則の観点から捉える アニメーション上達の秘訣
by 森江康太(トランジスタ・スタジオ)
Modeler01
「見る力」の強化で劇的に造形力が上がる 人物キャラクターのフェイシャルモデリング
by 田島キヨミ
あらゆるモデリングの中で最も造形的な魅力を判断されるキャラクターの顔。 そこにはアナトミカルな造形的説得力と、キャラクターの内面を引き出したフォルムの構築が必要なのです。 スキルアップするには、それらを判断できる目を研鑽して育てるしかありません。
Animator02
物理法則の観点から捉える アニメーション上達の秘訣
by 森江康太(トランジスタ・スタジオ)
CGアニメーションでリアルな動きを付けるとき、必ず意識しなければならないことが物理法則です。 出来上がったアニメーションに何か違和感を覚える場合、この法則に則っていないことが原因であることが多々あります。 今回は、そのような物理法則をどのようにCGアニメーションに活かせばいいのか解説します。
特別企画&連載記事
短期連載
- tsumiki Technical Blocks 第2回
HOT STUFF
- UnityとUnreal Engine それぞれの選択と軌跡
- 『ウサビッチZERO』にみるカナバングラフィックス流映像表現術 質感篇
- オリジナル短編アニメーション『獅子として生きる』
- CINEMA 4D R17 レビュー
『ウサビッチZERO』にみるカナバングラフィックス流映像表現術 質感篇
約10年も続いているカナバングラフィックス制作のショートアニメーション『ウサビッチ』。 ストーリーのシュールさや独特な世界観とキャラクターは多くの視聴者を虜にしてきた。 今回は手描きタッチの質感をどのように表現しているのか、中核スタッフに聞いてみた。
オリジナル短編アニメーション『獅子として生きる』
先日開催された「オタワ国際アニメーション映画祭 2015」において、子ども向け短編アニメーションのコンペ部門で準グランプリに輝いた本作。 OXYBOTでCGディレクターとして活躍する長崎 悠氏を中心としたZENTOYのメンバーたちが実践する自主製作活動を紹介しよう。
SERIAL
- ModelingCafe コンセプトモデリング講座 【新連載】
- デジタル造形ノート 【新連載】
- VFXアナトミー
- Observant Eye
- JET STUDIO Effect Lab.
- Houdini Cook Book
- 画龍点晴
- Motion Sack of Stunt Man
- アニメ作画School
- 海外で働く日本人アーティスト
ModelingCafe コンセプトモデリング講座 【新連載】
人工知能
モデリングとコンセプトデザインに特化し国内外問わず活動中のModelingCafeが、ハードサーフェスモデリング講座に続く第2弾となる連載を今号からスタートする。 本連載では同社の得意とするコンセプトモデリングにフォーカスし、ストーリー設定からコンセプトモデル制作までの工程を詳細に解説していく。
デジタル造形ノート 【新連載】
ドロシー・ウェスト&レオナ・ウェス
旬な作品や注目のデジタル造形のメイキングを造形師の方たちの声と共にお届けする本連載。 今回は「ねんどろいどこ〜で」シリーズから『ドロシー・ウェスト&レオナ・ウェスト フォーチュンパーティ−サイリウムコーデ』を紹介する。
VFXアナトミー
映画『バクマン。』
今回のVFXアナトミーは、映画『バクマン。』のVFXメイキングを紹介する。 本作のVFX制作は、モーショングラフィックスを使用したバトルシーンを中心にWOW、プロジェクションマッピングを使用した漫画執筆シーンを中心にアンドフィクション、エンドタイトルを中心にeaseback、その他のコンポジットをピクチャーエレメントとマリンポストが担当している。