第1特集
お役立ちツールカタログ
巷に様々な制作ツールがあふれる昨今、自分の希望にぴったり合ったツールを見つけるのもなかなか骨が折れるもの。 本特集では、本誌でお馴染みの有名アーティストの皆さんに、実制作で活用しているオススメのソフトやプラグインを紹介していただきます。 ツール選びの参考にぜひ。
- Artist 01
山崎伸浩(FLAME)
ゼネラリスト視点の便利ツール5選
- Artist 02
北田栄二(ModelingCafe)
MayaのUV作業お助けツール4選氏
- Artist 03
小松 泰(回)
テクニカルアーティスト向けツール3選
- Artist 04
秋元純一(トランジスタ・スタジオ)
WorldCreatorによる地形作成
Artist 01
山崎伸浩(FLAME)
ゼネラリスト視点の便利ツール5選
本誌でお馴染みのアーティスト陣にオススメのツールを紹介してもらう本企画。 トップを飾るのは、CGWORLD vol.199(2015年3月号)まで連載「ICE Garden」を執筆していた(株)フレイムのリードデザイナー・山崎伸浩氏だ。 ゼネラリストらしく、幅広い用途のツールがそろった。
Artist 02
北田栄二(ModelingCafe)
MayaのUV作業お助けツール4選氏
続いては、ModelingCafe福岡支社の代表を務め、セミナーでの講演も多い北田栄二氏。 「Maya上でのUV展開や編集」といった作業にターゲットをしぼり、便利なインディツールを紹介してもらった。
第2特集
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
人間を襲う巨人とそれに抗う人々の戦いを描いた人気コミック『進撃の巨人』がついに実写映画化された。 “立体機動装置”によって空中を飛び回るアクションシーンや恐ろしい巨人たちはいかにして描かれたのか? VFXと造型の両面から重要シーンの制作のながれをみていこう。
- Workflow
VFXの制作体制とワークフロー
- Scene Making01
立体機動装置によるアクションシーンの作成
- Scene Making02
特撮美術とVFXによるシーンの作成
- Scene Making03
特殊メイクや造型による巨人たちの制作と合成
- Opening Animation
独特な手法で描かれたオープニングアニメーション
Scene Making01
立体機動装置によるアクションシーンの作成
本作の見どころはなんといっても“立体機動装置”を使ったアクションシーンだ。VFXを担当したのは白組の三軒茶屋スタジオ。 登場人物たちが縦横無尽に建物の間を飛び回るシーンの数々はどのように制作されたのか見てみよう。
Scene Making03
特殊メイクや造型による巨人たちの制作と合成
人間を襲う巨人たちは多くが特殊メイクにより表現されている。 ここでは主にそうした巨人たちが登場するシーンについて紹介しよう。 特撮監督の尾上克郎氏と特殊造型プロデューサーの西村喜廣氏に話を聞いたほか、VFXを担当したマリンポストとスタジオ・バックホーンでの作業内容についても合わせてみていこう。
特別企画&連載記事
短期連載
- 『新世紀いんぱくつ。』 前篇
- GPUの最適化 第2回
『新世紀いんぱくつ。』 前篇
映画『花とアリス殺人事件』(2015)のCGディレクターなど、アニメーション作品を数多く手がけてきた櫻木優平氏が、日本アニメ(ーター)見本市出展作品にて監督デビューを果たす。 本誌では、企画から完成まで可能な限りの工程をなぞりながら、デジタル・アーティストである櫻木氏の初監督作品がどのように制作されていったのか、前後篇2回にわたってお届けする。
HOT STUFF
- Shooting Star/TeddyLoid feat.IA
- PEPSI STRONG BALL
VRコンテンツ『ONI-GOKKO』
- スクウェア・エニックス技術デモ
『WITCH CHAPTER 0[cry]』
スクウェア・エニックス技術デモ
『WITCH CHAPTER 0[cry]
ゲームグラフィックスの技術は、いよいよプリレンダーの世界に近づきつつある。 スクウェア・エニックスが開発した技術デモ『WITCH CHAPTER 0 [cry]』は、最新のハードウェアとゲームエンジンで何ができるかを示す、最先端の実例だ。 プリレンダー素材をそのまま取り入れ、プレイアブルなパフォーマンスで描画する。 進歩を続ける技術が、将来のCG・ゲーム業界の仕事術をも変えていくかもしれない。
SERIAL
- Observant Eye 【新連載】
- Game Graphics Studio
- VFXアナトミー
- アニメCGの現場
- JET STUDIO Effect Lab.
- Houdini Cook Book
- 画龍点晴
- Digital Video for VFX
- Motion Sack of Stunt Man
- アニメ作画School
- 海外で働く日本人アーティスト
Observant Eye 【新連載】
架空の大型哺乳類
今回から始まる本連載では「観察」をコンセプトに、現存する生き物や自然物の形状とその由来について調べてその作例を制作したり、または今回のように実在の生き物から得たインスピレーションで架空の生物をデザインしていき、その工程をなるべく多角的に解説していきます。 記念すべき第1回は、僕がいつも行なっているクリーチャーデザインのワークフローをベースに、この空想の大型哺乳類の制作工程を解説します。
Game Graphics Studio
『オービットサーガ』
Yahoo! JAPANのグループ会社として2015年1月に設立されたGameBankのデビュータイトルは、台湾のゲームデベロッパーとの共同開発という、国際的な試みだ。 互いの強みを活かす協業体制を通じた、その国際連携の実際とは?
アニメCGの現場
映画『台風のノルダ』
本作はスタジオジブリ出身のアニメーター、新井陽次郎氏の劇場初監督作品で、中学校を舞台とした少年同士の友情を描くSF作品である。 作画監督とキャラクターデザインは映画『陽なたのアオシグレ』(2013)でひと足先に劇場作品の監督デビューを果たしている石田祐康氏が担当し、アニメーション制作は両名が所属するスタジオコロリドで行なっている。