第1特集
映画『君の名は。』
8月26日(金)より全国約300館にて上映されている日本が誇る新進気鋭のアニメーション監督・新海 誠が描き出す青春活劇『君の名は。』。「新海らしい」という言葉まで生まれているほど緻密に描かれた美しい背景は代名詞ともいえる。今回は新海監督へのインタビューをはじめ、その作品世界を描き出している中核スタッフへの取材を通じて、新海監督作品がいかにして生み出されているのか紐解いていく。。
- Interview
新海 誠監督&伊藤耕一郎プロデューサーが語る こうして『君の名は。』は生まれた
- Making 1
Storyboard Proを活用したコンテ制作 作品の設計図を描く
- Making 2
作品舞台を描く美術背景 現実よりもリアルな作品世界
- Making 3
作品の土台を支える3DCG 素材を活かした新たな表現の探求
- Making 4
あらゆる表現を追究する撮影ワーク 映像を支える画づくりの最後の砦
- Cover Story
表紙メイキング 1枚の背景に込めた想い
Making 1
Storyboard Proを活用したコンテ制作
作品の設計図を描く
本作における挑戦のひとつにビデオコンテがある。初めて使用したというStoryboard Proの手応えなどと共に、作品の設計図ともいえるコンテ制作について紹介しよう。
Making 3
作品の土台を支える3DCG
素材を活かした新たな表現の探求
3Dレイアウトやシミュレーション、美術素材を使ったカメラワークなど、気づかないような些細なところも含めて多用された3DCG制作の現場を垣間見る。
第2特集
3Dペイントのススメ
出力映像の高解像度化、物理ベースへの対応などの時代の要請に伴ってフォトリアルなCG制作では取り扱うデータ量が加速度的に増大している。ことテクスチャ作業に関してその解決策のひとつとなるのが「3Dペイント」だ。ここでは代表的な2つのツールを取り上げ、実際の使用例を紹介していく。
- テクスチャ制作が劇的に変化する
3DペイントSTART UP!
- PBRやマテリアルペイントなどゲーム向け機能が充実
Substance Painter
by K2
基礎編 まずは覚えておきたい便利なTips集
実践編 『バイオハザード アンブレラコア』のクルマ
- ビッグデータの取り回しに優れたハイエンド向けツール
MARI
by ModelingCafe Fukuoka Office
基礎編 MARIの特徴と強力な機能
実践編 「幻想的なアンティークカメラ」
PBRやマテリアルペイントなどゲーム向け機能が充実
Substance Painter
by K2
フォトリアルなテクスチャ制作においてゲーム業界に広く浸透しつつあるSubstance Painter。カプコンのグループ会社としてHD機に特化した開発を進める株式会社ケーツーの現役アーティストに、まずは基本機能として押さえておきたいポイントを解説してもらった。
ビッグデータの取り回しに優れたハイエンド向けツール
MARI
by ModelingCafe Fukuoka Office
3Dペイントツールの最高峰と言えるMARIは、大容量のテクスチャやモデルをスムーズに取り扱えることから海外の大手VFXスタジオでも採用されている。ここではMARIを愛用するModelingCafe福岡支社に、その特徴やワークフローについて解説してもらった。
特別企画&連載記事
短期連載
- バンダイナムコスタジオ アニメーションの流儀 第3回
- Deep Inside『ムーム』 #03
HOT STUFF
- ROBOTによる8K×HDR×フルCG映像「Fireworks Tree 光の世界樹」によせて
- ポリゴン・ピクチュアズ内製プリプロ管理ツール「Pinoco」
- 『正解するカド』×Julie Wataiコラボポスター
ROBOTによる8K×HDR×フルCG映像
「Fireworks Tree 光の世界樹」によせて
ここでは8Kかつ、HDRで制作されたフルCG作品について紹介しよう。制作にあたったのはROBOTで、作品は東京の夜空に花火が打ち上がる美しい映像に仕上げられている。今回は同社にプロジェクトのねらいを含め、制作について取材した。
SERIAL
- Game Graphics Studio
- アニメCGの現場
- VFXアナトミー
- デジタル造形ノート
- Observant Eye
- ModelingCafeコンセプトモデリング講座
- JET STUDIO Effect Lab.
- Houdini Cook Book
- 画龍点晴
- Motion Sack of Stunt Man
- アニメーションスタイル
- Open Up!
Game Graphics Studio
『ペルソナ5』
『ペルソナ4』から8年。満を持して登場する最新作『ペルソナ5』は、アトラスにとってPS4のRPG代表作となるポテンシャルを秘めている。 アトラスが挑んだ今世代機でのビジュアル制作を紐解いていきたい。
アニメCGの現場
『不機嫌なモノノケ庵』
現在放映中のTVアニメ『不機嫌なモノノケ庵』は、主人公・芦屋花繪と安倍晴齋、そして妖怪たちとの触れ合いを描く心温まる物語だ。本作では、登場人物は作画で、妖怪たちは3DCGで描かれており、この妖怪たちを中心とした3DCG制作全般をダンデライオンアニメーションスタジオが担っている。
VFXアナトミー
グッスマ創業15周年PV『FUTURE FACTORY』
本PVは、2014年に竣工したグッスマことグッドスマイルカンパニーにとって国内初のフィギュア工場「楽月工場」(鳥取県倉吉市)という、実在する工場のロボット工場長「L.U.C.K.Y(通称:らっさん)」が各設備をユーモーラスに紹介していく様を描いた作品である。本作の一連のVFXを手がけたのはModelingCafe/AnimaitonCafeの通称Cafeグループだ。
デジタル造形ノート
オリジナル創作シリーズ『壊感歌姫サウンドレス』 デッドリーサイレンス
今回は7月に開催されたワンダーフェスティバル2016[夏]にて、ディーラー「ほっけ水産」より頒布されたガレージキット「デッドリーサイレンス」を紹介する。制作したのは原型師のほっけ氏。塗装も自身で手がけたという力作を紹介しよう。