アイデアを表現し、立体のオブジェクトにするまでのツールとしてのスケッチ
コンバースのスニーカー、IKEAのじょうろ、ダイソン社の掃除機など、世界中で愛用されている身近なプロダクトを例に挙げながら、フリーハンドスケッチを中心に、発想・アイデア出しのフェーズでの活用、直線/曲線、透視図法といった作図の基本、角度や陰影による見せ方まで、幅広いスケッチの用途をデザインフェーズに沿って紹介しています。
さらには、デジタルレンダリング、インフォグラフィック、プレゼンテーションなど、現代のプロダクトデザイナーたちが使っているビジュアライゼーションテクニックを理論と実践から学ぶことができます。
「ケーススタディ」の項目では近現代の名品の数々を題材として描き方、考え方、見せ方を紹介しているため、世界各地のデザインスタジオの現場と歴史を垣間見ることができます。
【ケーススタディで取り上げる名品(一部抜粋)】
ヘリット・リートフェルト「赤と青の椅子」
グルチッチ「Mytoチェア」「Maydayライト」
マリオ・ベリーニ「TCV Display」「Divisumma 18」
アルベルト・メダ「Titania」
「Mission One Motorcycle」(Mission Motors)
「Presto」(ナイキ)
「DC25」(ダイソン)
「パナペット・クルン/Toot-a-Loop」(松下電器)
はじめに
スケッチとは
スケッチの心理学
スケッチの技法
描画角度
整合性
フォーム
ライン
空間におけるフォームを描く
空間とフォームの関係を表現する
時間とフォームの関係を描く
プレゼンテーション