第1特集
プロシージャルの活かし方
近年、HoudiniやNUKEなど、ノードベースのオペレーションに強みをもつDCCツールの浸透によって、「プロシージャル」や「非破壊のワークフロー」という言葉を耳にする機会が増えてきた。その反面、幅広い意味をもつがゆえにプロシージャルは玉虫色に読まれがちだ。本特集では、アセット制作を中心とする上流工程におけるプロシージャル本来の活用法を考える。
- Way 1 Houdini プロシージャルの醍醐味を象徴する“歯車の森”
by 秋元純一&平井豊和(トランジスタ・スタジオ)
- Way 2 MASH(Maya) プロジーシャルエフェクトアニメーション
by 荒井修平(モノリスソフト)
- Way 3 Houdini アートディレクタブルなアセット制御のしくみ
by 杉村昌哉(Cinesite)
Way 1 Houdini プロシージャルの醍醐味を象徴する“歯車の森”
by 秋元純一&平井豊和(トランジスタ・スタジオ)
本特集のテーマは、「プロシージャル」。近年、特に業界では耳にするワードだが、実際にプロシージャルとはどのようなものなのか、きちんと説明できる人は少ないのではないだろうか。今回の特集を機会に、自分の中でのプロシージャルを整理し、そこから着想を得たHoudiniによる作例を紹介する。
Way 2 MASH(Maya) プロジーシャルエフェクトアニメーション
by 荒井修平(モノリスソフト)
プロシージャルな手法を新しく取り入れるためには、新たなDCCツールの導入(購入)が必須というわけではない。本項ではMayaプラグインとして開発・提供されているプロシージャルアニメーションツールキット「MASH」を紹介する。
第2特集
オトナのCG♡
ハタチになったCGWORLDでは、満を持してセクシー路線を一部解禁。3DCG美少女メーカーILLUSION『VRカノジョ』のメイキングを筆頭に、ユーザーを楽しませるポイントとなる、濡れ・透け・揺れなど3DCGならではの高度なアダルト向け技術を中心に取り上げる。
- CASE:01 『VRカノジョ』 by ILLUSION
- CASE:02 『Eliminatorカエデさん』 by 蝋燭
- CASE:03 『ここあ』 by M-RS
CASE:01 『VRカノジョ』 by ILLUSION
SteamのVRコンテンツ売り上げ上位ランキングに鎮座する『VRカノジョ』。高水準の3D技術に裏打ちされたアダルト表現は、他に類を見ません。業界初となる制作メイキングを、ILLUSIONの平井雄一氏に伺いました。
CASE:02 『Eliminatorカエデさん』 by 蝋燭
単独で完全オリジナルの本格3Dゲームを制作できるクリエイターは稀有で、誰もが憧れる存在だと思います。今回は、蝋燭氏がどのような経緯で単独開発スキルを身につけたのかインタビューしました。
特別企画&連載記事
SPECIAL
HOT STUFF
- 剣戟アクションゲームアプリ『修羅道(Shurado)』
- TV番組『チコちゃんに叱られる!』
- 劇場版『フリクリ プログレ』
剣戟アクションゲームアプリ『修羅道(Shurado)』
昨年12月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ『修羅道(Shurado)』。美しいグラフィックスと和風でダークな世界観で話題を呼んでいる。開発にあたったガンバリオンに詳しい制作の様子を取材した。
SERIAL
- 世界大諸説史 【新連載】
- ACADEMIC meets INDUSTRY 【新連載】
- 20人に聞く 【新連載】
- Game Graphics Studio
- アニメCGの現場
- Phoenomenal Things 【リニューアル】
- 画龍点睛
- アニメーションスタイル
世界大諸説史 【新連載】
文明の母
普段の自主制作から、架空の歴史や歴史的事件の“たられば”を妄想して描くことが多いです。本連載では、今まで日の目を見ることがなかったそのような妄想と、それをビジュアライズしていく具体的なTipsを合わせて紹介できればと思います。今回は初回ということで、世界で最初の文明と言われているメソポタミア文明。それを織り成す、チグリス・ユーフラテス川を妄想してみました。
ACADEMIC meets INDUSTRY 【新連載】
東京工科大学 メディア学部 三上研究室
本連載では、アカデミックの世界に属してCG・映像関連の研究に携わる人々の姿をインダストリーの世界に属する人々に紹介していく。第1回では、東京工科大学の三上浩司教授に自身の研究室について語っていただいた。
20人に聞く 【新連載】
1/20&2/20 AC部(安達 亨、板倉俊介)
本誌の創刊20周年を記念するシリーズ企画がスタート! さらなる活躍が期待される20人のクリエイターたちに「ものづくりにおいて大切にしていること」を聞いていきます。第1回は、『ポプテピピック』の一編『ボブネミミッミ』で世の中に衝撃を与えるなど、今勢いにのるAC部のおふたり!
Phoenomenal Things 【リニューアル】
SEA SLAG
創刊20周年という節目に、今までのZBrushをメインとした幻獣や生き物系の造形に加え、少し前から使い始めたHoudiniのHowToやTIPSなどを増やしていきながら、メイキングとしての方向性をもう少しテクニカル寄りにしていっても良いのかなと思っています。とは言え、僕がつくる作品自体の趣向は、たぶんあまり変わりません。読み物としてふり幅をもたせるという意味で、Houdiniなど、その時々に興味のあるツールなどのピンポイントな用例などを記していきたいと考えています。